top of page

プレイングマネジャーとしての葛藤


今朝、近所の公園に桜の写真を撮りに行ってきました。普通のデジカメでもかなりきれいにとれて大満足。公園には町内のおじいちゃん、おばあちゃんが集まってお花見を始めようとしていました。

8年前のお話をします。コーチングに出会う前のことです。

ちょうどその少し前に私は英系銀行に転職し、日々気持ちが高まっていました。

「『こういう役割の人が欲しい』というのにピッタリ合った人だ。ぜひ来てほしい」と言われて入社したので、「期待に応えたい」という気持ちでいっぱいでした。

その前の会社では物足りなさも感じていたので、やっとエンジンがかけられると思いました。

そして、その頃ちょうど主人も転職して夜7時には帰宅できるような態勢だったので、残業が可能になったのも大きかったです。

でも、入社してから数週間後に、息子のピアノの発表会で急性胃炎で救急車に運ばれてしまいます(涙)。

ピアノの発表会の会場で倒れてピーポーピーポーって。。(苦笑)

とりあえず出番のある息子を会場に置いて夫が救急車について来てくれて。

原因はストレスだったと思います。

仕事を始めたときに「待ってました」とばかりに何かが襲って来た感じがしていました。

その職場に入って、やらなくちゃいけないことがすぐにたくさん見えちゃっていました。まず「あるべきものがない」っていうのが見えてしまって、それがあまりにも膨大な量で、圧倒されてしまい、「どうやって直していこう」って一人で抱えていました。自分としてはそんなに気が張っているとは思っていなかったのですが、知らず知らずのうちに自分で自分に圧力をかけていたのかもしれません。

新卒二年目の24歳で出産して仕事復帰したので、しばらくは9時~5時の仕事しかもらえず、ようやく仕事に注力できる!と思ってしまい、必要以上に張り切り過ぎていたのかもしれません。

完ぺき主義者で自分の能力を過信し鼻息が荒く若かった私は、自分の仕事と家事、子育て、そして部下からの相談などに乗るのも、息子の話も、夫の話も、すべて話し半分で聴いていました。

「自分のことでいっぱいいっぱい」だったからです。

自分のことも面倒見切れないのに、他人の面倒をみられるわけがありません。

それがプレイングマネジャーの葛藤です。

私だけじゃない、と気づいたのは後になってから。

でも、その頃の私の力不足、経験不足と自分を責めていました。

どんなに他人に褒められても、私は私を認められませんでした。

もっとできるはずなのに、もっとできる人もいるのに、自分はできない、と思い込んでいました。

責任はどんどん増えて、残業も増えていきました。

夜10時まで仕事をし、息子に会えない日も続いていました。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page