top of page

時間を管理すること


私は、25歳で育児休業から仕事復帰し、外資系金融で働いてきたのですが、その時一番の課題であり、大切だったのは「時間」でした。

たとえば、いま16:55で、あと5分で退社しなくてはいけない、というときに「残り5分で何ができるか」を考えて集中して仕事をしました。そういう意識をして机のまわりを見渡せば、やることがぴぴっと目に入ってくるものです。そして、それを5分でやりきって退社する、という生活をしていました。

保育園のお迎えというタイムリミット(外的要因)があるので、そうならざる得なかったわけですが、そのおかげで、仕事が速くなりました。

時間を意識して動くこと、そしていかに短い時間で仕事を切り上げるか、ということに頭を使っていました。

しかも、当時はまるでゲームのように挑んでいました。

たとえば、100件の仕事をやっていてちょうど1日の業務時間が終わるのであれば、101件目からは残業せざる得ません。「残業ができない」という制限があったので、「時間内に終わらせるには、1件あたりにかかる時間を短くするにはどうすればいいか」を考えます。

やらなくてはいけないと言われていることを「ほんとかな?」と疑ってかかったのです。

実際に疑ってかかったら、本当に必要なことはほんのちょっぴりで、あとはそのプロセスを作った人の主観だったことが分かります。

そうやって、前提を一つ一つ疑うことで、必要なものだけを残してそぎ落とすと、本質だけが見えてきます。

「管理するということは、磨くこと」と教えてくれた友人がいました。実は、私は「管理」という言葉にネガティブなイメージを持っていたのですが、日々磨くことで、余計なものがそぎ落とされて、本質だけが残ります。

必要なことだけを残して磨いて本質を見出す、それが「管理」です。

「時間管理」、「人材管理」、「仕事管理」、「品質管理」など管理がつくものはなんとなく変化に乏しく、クリエイティブさが不要なイメージもしますが、実は、クリエイティブさが求められるものだと思います。

ちなみに、この文章も外出する前の5分で書きました。5分は集中できるベストな時間だと思います。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page