ウィンウィンの関係
一方がうま味を吸って、片方は吸い取られて終わり、という関係ではなく、どちらもハッピーでウィンウィンな関係を築きたいと思うとき、どうすればいいでしょうか?
私の場合は、自分の「好きなこと(やりたいこと)」と相手の「好きなこと(やりたいこと)」をつなぐことを心がけています。
たとえば、私に料理好きの友達がいるとします。
私は料理が苦手なので、ぜひ教えてほしいとお願いするとき、その方は自分の好きなことが私の役に立つから嬉しいと言って喜んで教えてくれるでしょう。
あるいは、私に美味しい店を見つけるのが得意の友達がいるとします。
もし、その人に「お薦めの和食のお店を紹介して」とお願いしたら、きっとその方は私が期待する以上の情報をこれでもかというくらい教えてくれるでしょう。
一方、私の好き&やりたいことに、「人に伝えること」、そして「人をつなぐこと」があります。
しかも、これはタダでできます(^ー^)。
その人の好きなこと、得意なことに価値があること、求めている人がいるということを相手に伝えてもいいかもしれません。
その人がどんなに素晴らしいかを他の人に伝えることで価値を共有することもできます。
そして、私の他にその人を必要な人がいたら、紹介することもできるでしょう。
人は、好きなことなら負担に思わないで喜んでやります。
好きなことはどんなにやっても疲れないからです。エネルギーが後から後から出てくるのです。
好きなことは「もっともっとやりたい」という「欲求」になるのです。
そして、相手の「好きだからやりたい」を単に受け取るだけでなく、こちらも自分の好きなことでお返しすればウィンウィンの関係になれます。
無理に高額なものを贈る必要はありません。
何もお返ししなくてもかまいませんが、もし、あなたの好きなこと(やりたいこと)、そして相手が好きなこと(やりたいこと)を、掛け合わせば新しいものが産まれます。
いままでなかった新しい価値が世の中に創造されるのです。
そのためには、普段から「自分の好きなこと、やりたいことは何か」を意識しておくことが大事です。
また、その好きなこと、やりたいことは、「必ずしも上手である必要はない」というのもポイントです。
たとえば、私がオーナーである「誰でも英語サロン」は、私の「英語でもっとファシリテーションをやりたい!」という欲求と、「英語をもっと話せるようになりたい」という人たちの願いが合わさって創られた新しい場です。
私の英語のファシリテーションは上手かどうかは分かりませんが、たくさんの人が喜んでくれました。
また、私自身、英語が話せることは普通だと思っていたのですが、話せない人からすると普通ではないようで、お互いの欲がマッチしたようです。しかも、1回90分で500円という安価のため、このサロンは口コミで広がっていき、すでに1年間で30回以上開催されています。
また、「転機インタビュー100人プロジェクト」は、私の「もっといろんな人の転機の話を聴きたい!」という欲と「もっと話を聴いてもらいたい」という人たちの欲がマッチしたものです。
こちらは無料でやっていますが、アポのリクエストがつきません。
「好きなこと」や「やりたいこと」はやればやるほど上達しますし、他の人の欲とマッチすれば、さらに新しい価値が産まれます。
そして、それを待っている人たちが世の中にいるはずです。