アフリカの未来を共に作る
- ryoko31
- 11月15日
- 読了時間: 3分
7年前、私は一人でアフリカにおけるリーダーシップ教育のプロジェクトを始めました。
そのきっかけは、日本のJICA留学生事業で出会ったアフリカからの留学生たちとの交流でした。彼らは、私が今まで見たことのないような力強さと情熱を持っていました。日本に留学に来ていた彼らは、時折、日々の生活に対する不安や、経済的な壁、そして教育を受ける機会に対する葛藤を抱えていました。しかし、彼らの瞳には、どんな困難にも立ち向かう力が宿っていました。
日本人として当たり前のように享受している教育。
それを手に入れることができない多くの若者がアフリカにはいることを知り、私は心から「教育こそが未来を作る鍵だ」と感じました。アフリカの若者たちに学びの機会を提供し、その可能性を最大限に引き出すことが、実は日本の未来にもつながるのだと気づいたのです。
その後、私は自腹でルワンダに3度訪れ、現地の中学生や高校生、大学生、そして若いビジネスリーダーたちと共にワークショップを開催しました。テーマは「サステナビリティ」。そこで出会った若者たちの情熱は、私の心を打ちました。彼らは皆、素晴らしい才能を持ち、世界を変える力を秘めているのに、教育の機会が限られているだけでした。私は、彼らの手助けをしたいと強く思いました。
数年後、私の活動はさらに広がりを見せました。
ルワンダだけでなく、マダガスカル、ナイジェリアや他のアフリカ諸国の若者たちとも出会うようになり、その中でも特に心に残ったのは、ナイジェリアの20代の若手リーダーたちでした。彼らは、地元の子どもたちに教育の革命を起こそうとしている情熱的な人物たちでした。私はずっと彼らと何かを一緒にできないかと考えていました。
しかし、現地に出向くことが難しく、また治安やインフラの問題が立ちはだかっていました。
オンラインでワークショップを届けようとしても、ネットワークや電力などの問題が障害となり、私が東京からリモートでサポートするのは現実的ではありませんでした。
そこで、私は新たなアイディアを思いつきました。
それは、私がデザインした教育プログラムを、現地のリーダーたち自身が自分のコミュニティでファシリテートするというものです。彼らこそが、地元の文化や課題を最もよく理解している存在だからこそ、私のプログラムを効果的に届けることができると確信しました。
そして、ついにその試みが実を結びました。
先月、私はナイジェリアの若手リーダーに、私がデザインした「グロースマインドセット」のワークショップ資料を送りました。その結果、なんと125人ものコミュニティリーダーが参加する大規模なワークショップが開催され、非常にポジティブなフィードバックが返ってきました。
この成功は、私にとって大きな一歩となりました。
まだ一歩ではありますが、この成果を次に繋げるために、私はさらに多くの地域で活動を広げていく決意を新たにしました。
私のプロジェクトは、まだ始まったばかりです。
ですが、この一歩が、アフリカの若者たちに新たな希望を与え、世界中の人々とつながるきっかけとなることを信じています。教育を通じて、彼らが未来を切り拓き、世界にポジティブな影響を与える姿を見守りながら、私はこれからも彼らと共に歩み続けます。
(写真はイメージです)


























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