「コーチングの効果」について

「コーチングって何？」と思っている人、どんな効果があるの？と思っている人も多いではないでしょうか。また、コーチングは効果があると知ってはいるものの、どうしてなのか理由がいまいちわかっていないという人もいるかもしれません。あるいは、まったく興味がない人もいるかもしれません。

今日は「コーチングの効果」について説明したいと思います。

「いま、あなたの可能性を信じている人って何人いますか？」

この問いを聞いて、人数をすぐ答えられた人はどのくらいいましたか？

私の職業はコーチです。コーチは、クライアントの可能性を100％信じています。

私がコーチングを受けたきっかけをお伝えします。

私は10年前、15人のチームのヘッドにアサインされました。

また30代前半で、年齢的にはチーム内でも下から2番目、さらに、チーム全員女性、しかもその会社に入社してまだ2年目という若輩者。なので、アサインされたときは、「私にできるかしら？」と嬉しい気持ちと不安な気持ちが入り混じった感情がありました。

そんな私を心配した人事の方が、「コーチングというものがあるけど、受けさせてみてはどうですか？」と私の上司に提案してくださったので、上司からコーチングというものがあるけど、興味はあるかと聞かれました。私は「ぜひ、お願いしたいです」と答え、それからコーチングを受け始めました。

実際にコーチングを受けて、自分でも「あれはすごかったな」と思ったエピソードは、フランスのビジネススクールのプログラムに参加したことです。

当時の私は自分に自信がなくて、どうすればいいか分からない状態にいました。

そこで、コーチングセッションで、一番憧れているけど、怖くてできないものを挙げてみたら、「海外で学びたい、MBAの授業を受けてみたい」という願いが出てきたのです。私は海外で学ぶことやグローバルな場で世界中のリーダーに会いたい、という願いがありました。

でも、自分には子どもも、仕事もあるし、そんなの無理に決まっている、と諦めていました。

しかし、コーチングのセッションで「やってみよう」と決めてから、MBAのプログラムに1週間だけのプログラムがあること、そして、アメリカではなく、フランスのINSEADというMBAスクールであれば、シンガポールにもキャンパスがあるし、国際的で素晴らしいリーダーシッププログラムがあるということを知りました。知ったときは、「これなら行けそうだ！」と思って、すぐアプライしました。そして、最終的に、審査に合格して、INSEAD（実際はシンガポールではなく、フランスになってしまいましたが）のリーダーシッププログラムに参加することになりました。

このプログラムに自ら参加したことで、「自分のエッジを超える」という体験ができました。

「どうせ無理」という思い込みを外すことができたのです。

人は誰でも、自分を制限している思い込みを外すことで、自分の行きたい方向に進むことができるんです。

では、私はどのようにして、このようなエッジを超えることができたのでしょうか？

コーチングの効果についてまとめると、以下の３点が言えると思います。 ①コーチが、私なら絶対できると100％信じてくれていたこと。 ②そのコーチがそばについていることで、安心・安全を感じて、私自身も自分を信じることができたこと。 ③そして、その方向性は、私自身がずっと思ってきた夢につながる、自分が本当に生きたい未来に繋がっていると確信できたこと。